~あなたに未来にいやらしい~
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00:03:29
皆様、こんにちわ。こんばんは。そしておはようございます。桃色です。
今回は私の昔話を1つ…
忘れえぬ思い出とでも申しましょうか、喩えるのなら川原にガビガビの状態で落ちていた初めてのエロ本
それを食い入るように読み漁っていた初夏の午後といったところでございます。
掴みどころのない喩えで申し訳ありません。
つたない記事ではございますが、皆様のお暇な時間のお供になれば幸いです。



誰しも忘れられない思い出がある。
雪の多かった2月が終わり春の香りが風がにのって色味を増してきている。
私はこの時期になるとある人を思い出す。
時を経ても褪せることのない日々。
いくつものキラキラとした出会いがこの手に舞い落ちては
掴みきれずにこの両の手からホロホロと零れ落ちていった。


高校を卒業してから私は地元のドラッグストアで働いていた。
当時、私は仕事にもプライベートにも充実した日々を送っていた。
仕事では担当していた部門の売り上げ向上に真剣にとりくんでいたし、プライベートでは1つ下の恋人とささやかながら楽しい日々を送っていた。
人生の絶頂とは言わないが、それなりに青春の残り香的な時期を謳歌していた。
そんな日々のなか、私は彼女と出合った。
最初は客と店員という関係だった。
私が担当していた部門が化粧品ということもあり、私が接客する客のほとんどは女性だったが
彼女という客はそんな大多数の中でも際立っていた。
田舎に住んでいる人ならば誰しもわかると思うが、田舎という狭いコミュニティの中ではある種の個性というものがほとんどと言っていいほど皆無だ。
一見、個性を出しているような風貌をしていても都市の多様性の中で生まれるそれと田舎のものでは明らかに違うものがある。
彼女の風貌は一見して普通だったが、彼女の持つ雰囲気は今まで私が出会った人々とは全く違うものだった。
ただ、その時の私にはそういう雰囲気を持った「お客様」以外のなにものでもなかった。

季節は巡り次の年の春が来ようとしていた。
仕事への熱意は冷め、私は自分がやりたかったことを模索するようになり
問題など何もないと思っていた恋人との関係は、季節の変化に呼応するかのように変わっていた。
会う機会も減り、私は彼女とのメールにさえ少なからずのわずらわしさを感じていた。
焦燥感の中で日々を淡々とこなしている生活に呼吸を乱されていくような感覚にとらわれていたように思う。
そんな時、仕事中に件の彼女が声をかけてきた。

彼女「あの…ちょっと」

毎日のように客からかけられる内容の言葉を聞き
に疲れを見せぬよう表情を作り彼女の元へと近づいていった。

PINK「いかがいたしましたか?」

「クレームだったら面倒だな」そんなことを考えつつ得意ではない笑顔で、いつも通りの接客用語を口にする。
私は彼女の目の前の棚に並ぶ商品の内容を頭で確認しつつ彼女の言葉を待った。
彼女から出た言葉は、私が経験してきたどの客の言葉とも違っていて
私の持っているどの接客パターンでも対応が効かない内容だった。

彼女「あのな…変に捉えないでほしいんやけど…」

PINK「はい。いかがされましたか?」

彼女「友達になってくれへん?」



いくつもの出会いがあって
同じ数の別れがある。
花々が、その持てる生命力の全てを咲かせようと芽吹きだし
風が次の季節を運んできたころ
私の中で1つの出会いは別れになり
新しい香りを風が運んできた。




次回につづく
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